鹿目凛が月刊「短歌研究」創刊90年記念、リアル&配信イベント「アイドル歌会」開催決定
「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」国民的ベストセラー『サラダ記念日』(俵万智)の「7・6」に、アイドルが、短歌に初挑戦! 五・七・五・七・七の31文字に若き情熱を乗せて届けます。
■イベント概要
月刊「短歌研究」創刊90年記念、リアル&配信イベント
「アイドル歌会@サラダ記念日」
●参加アイドル(五十音順)
鹿目凛(fromでんぱ組.inc)
駄好乙(from鶯籠)
寺嶋由芙
真山りか(from私立恵比寿中学)
●司会(兼選者) 吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)
●選者 俵万智(歌人) 笹公人(歌人) 國兼秀二(短歌研究編集長)
*株式会社短歌研究社は、月刊誌「短歌研究」創刊90周年を記念して、7月6日19時から、池袋ミクサライブ東京にて、人気アイドル四人の歌会を開催します。
*イベントは二部構成。由緒正しき「歌会」と、平安貴族が楽しんだ、うた遊び「付け句」。(詳細別紙参照)
*短歌研究90年の歴史はもちろん、短歌1300年の歴史のなかで、芸能人アイドルが集って、「アイドル歌会」をやるのは史上初ではないでしょうか。
*イベントはライブだけでなく、オンラインでも配信が決定。
*取材ご希望のメディアの皆様には、オンライン取材URL(無料)をご用意します。ご希望の方には、会場に取材用のお席もご用意します。
*会場=ミクサライブ東京Hall Mixa 開場18:30、開演19:00
*配信=18:30配信開始
*チケット販売・ローチケ(発売開始=6月19日12時)
*料金(税込) 会場席=4000円、配信=2750円
●イベントの内容●
第一部 アイドル歌会
*由緒正しき「歌会」の作法に則り、アイドルが自作の短歌を持ち寄ります。まずは、作者の名前を伏せて、アイドルも、ファンも、出された短歌のどんなところが好きか、胸にキュッと刺さるか。解釈・鑑賞をして、よいと思った短歌に投票します。
*みんなに「推された短歌」はどれかな? きっと、みんな大好きで、順位なんか付けられないでしょう!
・第二部 思いよ届け! 念力付け句大会
*これまた古くて新しい短歌の遊び、「付け句」大会。
*アイドルが半分の作った短歌を、ファンたちみんなで完成させよう! という
*アイドルが作った上の句(五・七・五)に、ファンたちが下の句(七・七)をつける。ファンの気持ちで、素敵な短歌を作ろう。
●企画の趣旨●
・短歌は1300年前からの交歓ツール。貴族たちは、求愛、愛し合う喜び、会えない哀しみを、五・七・五・七・七の三十一字(みそひともじ)で交わしました。
・俵万智さんの『サラダ記念日』が280万部のベストセラーになり、空前の短歌ブームに日本が沸いたのは30年余前。そしていま、SNSの広がりで、短い言葉で気持ちをかわす「短歌」のブームが始まろうとしています。
・愛を届けるといえばアイドル、愛を交歓し合うのはアイドルとファンたち、推しアイドルを応援するファンたち。アイドルと短歌との出会いーー。一晩かかってしゃべったことより、三十一文字のほうが気持ちが伝わることがあるんです。
●企画のポイント=短歌もアイドルも、『推し』文化の仲間です●
①大事なのは、短歌に一番はない、ということです。上手い、下手はないということ。あるのは、どの歌が好きか、どの言葉が胸に響くか、です。
②歌会の肝は、アイドルとファンたちが、いかに「推し」アイドルの歌を鑑賞し合うか、みんなで発想を広げ、世界観を広げる。鑑賞・推し、それが短歌です。
■(参加アイドル・プロフィール五十音順 公式サイトより)
鹿目凛(かなめ・りん)fromでんぱ組.inc
身長160cm、誕生日9月21日、血液型A型、埼玉県出身。SNSを中心に「ぺろりん先生」として、アイドルとファンの関係性を風刺的に描いたマンガで、アイドルとしてのみならず漫画家・イラストレーター・グラビアアイドルとしても活躍。
駄好乙(たむこ)from鶯籠
誕生日1月4日、血液型B、趣味=爬虫類、ミシン、人間観察。ニックネーム=たむこ、よだれ嬢、汁人、おしる子
寺嶋由芙(てらしま・ゆふ)
2013年よりソロアイドルとしての活動をスタート。シングル12枚、アルバム2枚をリリース。ゆるキャラ好きアイドル「ゆるドル」を自称し、「ゆるキャラグランプリ」をはじめ、各地のキャラクターイベントに「ゆるキャラ通訳」としてMC出演。さらには芸能界で一番のポムポムプリン好きとしても知られ、サンリオともコラボするなど、独自のアイドル路線を邁進中。
真山りか(まやま・りか)from私立恵比寿中学
出席番号3番。生年月日1996年12月16日。身長154.2cm。血液型A型。出身地・東京。特技=ギロッポン・ジャンプ、サッカー、田村ゆかりさんのイントロドン
■(選者プロフィール)
俵万智(たわら・まち)=1962年大阪生まれ。280万部という現代短歌では最大のベストセラーとなった歌集『サラダ記念日』の著者。同歌集で現代歌人協会賞を受賞。日常で使われる「口語」を用いて、短歌の幅を大きく広げた。ほかの歌集に『かぜのてのひら』、『チョコレート革命』、『プーさんの鼻』(若山牧水賞受賞)、『オレがマリオ』などがある。読売歌壇選者のほか、宮崎で毎年開催される高校生の「牧水・短歌甲子園」審査員もつとめる。2020年に歌舞伎町ホストたちの歌集としてヒット作となった『ホスト万葉集』『ホスト万葉集・巻の二』では企画のはじめから編者として関わった。最新歌集『未来のサイズ』を20年10月に上梓。同作で、詩歌文学館賞と迢空賞をダブル受賞。
笹公人(ささ・きみひと)=1975年東京生まれ。第一歌集『念力家族』がNHKドラマの原作となったほか、短歌のエンターテインメント性を追求する第一人者。続く歌集・作品集に、『念力図鑑』『抒情の奇妙な冒険』『念力ろまん』作品集『念力レストラン』などがある。大林宣彦監督『その日のまえに』にも出演。「未来短歌会」選者。大正大学客員准教授。現代歌人協会理事。「牧水・短歌甲子園」審査員。日本文藝家協会会員。
吉田尚記(よしだ・ひさのり)=1975年東京生まれ。ニッポン放送アナウンサー。第49回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞受賞。ラジオ以外にもテレビ番組やイベント司会、書籍の出版など幅広く活躍。バーチャルMC「一翔剣」の「上司」。またマンガ、アニメ、アイドル、デジタル関係に精通し、「マンガ大賞」発起人をつとめ、著書『なぜこの人と話をすると楽になるのか』が13万部を超えるベストセラーになるなど、アナウンサーの枠にとらわれず活動を続けている。
國兼秀二(くにかね・しゅうじ)=1962年生まれ。短歌研究・編集長。91年に講談社に入社。週刊現代編集部、文芸図書第二出版部長、講談社文庫出版部長を経て、17年に短歌研究社社長となり、「短歌研究」編集長を務める。主催・短歌研究社=昭和7年創刊の短歌総合誌「短歌研究」発行元。1988年より講談社の100パーセント子会社となる。日本で最も歴史の長い老舗短歌雑誌「短歌研究」は、戦中は斎藤茂吉、若山牧水、北原白秋など歴史上の偉大な歌人たちの作品を掲載。戦後は、塚本邦雄、岡井隆らとともに、前衛短歌運動の牽引役となる。のちの作家・中井英夫編集長時代に、中城ふみ子、寺山修司をデビューさせた。現在は、短歌を切り口とした新しい短歌書籍、短歌イベントに進出。2020年、歌舞伎町ホストの短歌集として話題となった、『ホスト万葉集』『ホスト万葉集・巻の二』がヒット。