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”かすてら”ワンマンライブのレポが到着!「かすみ草とステラ6+FANコンセプトワンマンライブ〜なりたい自分と、なれない自分。〜」

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1月9日(祝・月)、かすみ草とステラが川崎CLUB CITTA’を舞台に『かすみ草とステラ 6+FANコンセプトワンマンライブ「なりたい自分と、なれない自分。~私たち6人のアイドル人生。私の生きざま。~」』を催した。

かすみ草とステラの6人が語った、なりたいアイドルの自分と、なれないアイドルの自分とは…。

これまでにも彼女たちは、ワンマン公演ごとに、様々なストーリーを1本のライブの中へ組み込んできた。今回、6人が題材に据えたのが「なりたい自分と、なれない自分。」。彼女たちは、そこへどんな思いや願いを込めたのか…。

舞台の前面を覆った巨大な白い幕。投影したメンバー紹介の映像に続き、『想う日に咲く花』の音色に乗せて真っ白な幕に6人のシルエット姿が次々と映し出された。「届きますように」の声を合図に、”なりたい自分”への憧れを胸に、『はじめて君とみた空は青かった』から物語の幕を開けた。舞台の上の6人は、笑顔だ。フロア中の人たちへ心ときめく思いを届けるように、優しい笑みを浮かべていた。君という存在を知って初めて抱いた、なりたい自分の姿。いつかその姿に近づこうと、6人は希望を胸に、それまでの自分を守っていた殻を壊そうとしていた。

夢や希望へ真っ直ぐに向き合える。それこそが、青春。眩しい光を放つように、彼女たちは『大青春はじめます!』と晴れた気持ちで歌っていた。煌めく6人の姿にあわせ、フロア中の人たちも同じ動きをしながらはしゃぎだす。「煌めけよ、青春!!」の歌詞ではないが、いつしかこの会場にいるみんなが、夏を舞台にした青春物語を彩る大切な仲間になっていた。グラスへサイダーを注ぐ音が心地好い。かすみ草とステラが連れだした夏の物語は、『夏色微炭酸』へ。夏という景色が連れてくる、無性にドキドキした気持ち。無条件に夢を信じてみたくなる。そんな胸が高鳴る思いを、シュワッと弾けたサイダーの泡のように弾ける姿を通して見せていた。

夢や恋を胸の中で膨らませているときの乙女は、本当に眩しく輝いている。彼女たちは『春風』に乗せ、はしゃがずにいれない胸のときめきを、舞い踊る花びらのような姿にして見せてくれた。胸の内に抱いたこの思い、もっともっと未来へ向かって舞い上がれ。未完成なボクを、なりたい自分の姿に染めあげてくれ。まさに、そんな気分だ。

キュンとキュートな振りを見せ、6人は『チョコとミント』を歌いながら、愛しい人へ向けての思いをさりげなく。

でも、大胆な言葉を通して伝えてきた。恋に揺れる乙女の心模様を、彼女たちはフワフワ跳ねる姿を通して見せていた。舞台の上で無邪気に弾ける6人は、恋心に惹かれて天から舞い降りた天使たちのよう。メンバーどうしが互いの両手を繋げて大きなハートを3つ描いた姿も、とても愛らしい。夢や恋にドキドキを覚え、そこへ夢中になれる。その気持ちが続く限り、僕らはずっと眩しい青春という景色の中で、キラキラした夢を見ていける。そう、いつまでも”なりたい自分”の姿を追いかけようと、6人は甘い歌声を響かせ、『改札口までの青春』を無邪気な表情で歌っていた。

背景のスクリーンに映し出されたのは、「なりたい自分」について語るメンバー一人一人の姿。その言葉を受け、舞台に立ったメンバーが、「なりたいけど、なれない自分」の本心を語りだす。

先陣を切ったのが、小柴美羽。彼女は、本当は弱くて不器用な「本当の自分」の気持ちを、目の前にいる人たちへ向けて本音で語っていた。みんなが求めているのは、キラキラとしたわたし。弱い自分は求められていない。そんな心のギャップを小柴美羽は言葉にしていた。

鈴森はるなも、アイドルとしての理想の自分を求めるあまりに、本心を隠し、無理をしてしまう。だからこそ、活動する中で生まれるギャップを言葉にしてきた。

そんな心のカタルシスを示すように、6人は、内に秘めた痛い叫びを『カタルシスダンス』に乗せ、思いきり吐きだしていた。

次に告白のバトンを受け取ったのが、吉川実紅。みんなの支えがあって自分は輝ける。みずからが存在する意味を自分自身へ問いかけるように、彼女は自信のない自分の素顔を涙声で語っていた。

比賀ハルも、とても明るい表情で、太陽のような存在として輝く自分を映像の中でアピールしていた。でも本当の自分は、困難を避けるように殻の中へ閉じ籠もり、自分を大切に守り続けてきた。そんな踏みだせない自分の心の弱さを、彼女は言葉にして伝えていた。

2人の告白を受けて歌ったのが、『アリス』。

どちらが本当の自分なのかと、鏡に映った自分へ問いかけるにように6人は歌っていた。覗いた鏡の先にいる自分は、本当の自分?それとも、偽った自分??

次の告白のバトンを手にしたのが、渡辺萌菜。スクリーンの中の彼女は、明るい表情で、ファンたちへアイドルでいられることへの感謝の思いを述べてゆく。が、目の前の彼女は、まわりが求めている優等生の自分に、どこか窮屈さを感じていることを。個性を活かすために道を外すべきなのに、出来ない怖さと自分の臆病な姿を語っていた。

最後に登場した有岡ちひろは、アイドルでいることへの感謝の思いを述べつつも、本心では、成長し大人になれない自分に戸惑いを覚えていることを伝えてきた。好きを貫きたいだけなのに、まわりと比べることで劣等感にさいなまれる。だからこそ、自分をさらけだす勇気と覚悟がほしいと涙声で語っていた。

どれが本当の自分なのか・・・

その姿は、素顔の自分なのか。それとも、仮面をかぶり本心を隠した自分なのか…。かすみ草とステラは『ペルソナ』を通し、裏腹な心模様や建前と本音に揺れる乙女心を、少しでも”なりたい姿”へ変えようと、少し歪んだ笑顔を浮かべ、力いっぱい歌っていた。

"なりたい自分"と、"なれない自分"。

認めたくないけど、認めないと前に進めない自分。6人は、青春という輝きを失わないように『青より青く』を力いっぱい歌っていた。気持ちを前へ前へと押し上げる彼女たちの姿へ、フロア中から熱いクラップが飛び交う。「忘れない 忘れられない この瞬間」。青春は、傷つくからこそ青く輝ける。6人はその眩しさを知っているし、輝きを覆い尽くす夜も知っている。だからこそ、彼女たちは言葉では伝えきれない思いを、青い言葉に乗せて力強く伝えていた。

「でも…でも…」「わたしはみんなの希望でい続けるんだ」「みんながいてくれるからわたしは前を向ける」「わたしのアイドルの人生はみんながいてくれるから迷いなく決断できる」「なりたい自分と、なれない自分」「どっちもなくてはならない大切なもの」。未完成な自分たちを、ここからもっともっと輝かせようと、彼女たちは、力強く思いを述べていた。

後半、6人は『ボトルメール』を歌いながら、これからも、私たちはここから声を上げ続けるからと伝えてきた。互いの関係をしっかり繋ぎ合おうと、歌声の手紙を届けてくれた。

『クローバーに纏わるいくつかの出来事』を歌いだしたとたん、フロア中にクローバー(緑)色の光の花が無数に咲けば、6人の歌声の風を受け、高く、大きく揺れていた。飛び跳ね歌う6人の姿にあわせ、フロア中の人たちも身体を大きく揺らし、この空間に幸せの緑の花が咲き誇る景色を一緒に作りだす。続く、華やかなダンスチューンの『Dear Jasmine』でも、はしゃぐように舞い踊る姿や大きく手を振る6人の動きにあわせ、フロア中の人たちが大きく手を揺らしていた。彼女たちと心を一つに眩しい未来を描きながら、さぁ、もっともっとアガっていこうか。

彼女たちは、今回の物語について、一人一人がアイドルとして生きる中で感じている理想と現実を告白するように言葉にしていた。支えてくれるファンという仲間がいるから、自分たちがアイドルとして輝けていることを伝えてきた。「今のわたしたちは、みんながいてくれるから、なれない自分、なりたい自分も受け止めて、自分らしくアイドルとしていられてるよ」「6+FAN、今ここにいるみんながいてやっとかすみ草とステラになれる」と語っていた。

最後に6人は、大切な仲間たちと一緒に、夢追いかける青春を終わることなく続けようと『正夢の少女』を歌唱。6人は、これからも描いた夢をずっと追いかけ続けると力強く誓っていた。たとえそこにどんな困難が待ち受けていようとも、一つ一つ乗り越えるたびに心を強くしながら、果てることのない青春(夢)という旅を一緒に追いかけ続けようと声をかけてくれた。

アンコールで6人は、この場で輝くことをみんなと一緒に謳歌しようと、一人一人が煌めく眩しい花となり、『君と週末の秘密基地』と『咲き誇れ!わたし、』を歌いながら舞台の上で咲き誇っていた。そこにいたのは、触れた一人一人を無邪気な笑顔に変え、夢中にさせてゆくアイドルとしての姿。どんな存在よりもひと際輝きを放つ、僕らの活力の源がそこには咲き誇っていた。

ここでファンの皆さんへのいくつかの重大発表が・・・

●1月からラジオ日本60TRY部での毎週コーナーが決定、タイトルは「かすてらお届け便」
●2月12日(日)浅草公会堂での「かすみ草とステラ、バレンタインワンマンライブ」
●3月から関東ツアー開催決定
●そして4月24、25日ZEPP SHINJUKUワンマン 2days開催決定

そして・・・メンバーが言葉を述べた。

「こうやってかすみ草とステラでいられるのも、みなさん一人一人のおかげです。みんながいてくれることがすごく嬉しいです。これからもみんなと一緒に進んでいきたいです」(吉川実紅)

「ステージに立って、みんなの手やサイリウムがいっぱい見えたときに、アイドルで良かったなと本当に思ったし、もっともっとおっきい会場を埋めたいなと改めて思うことができました。これからもずっとかすみ草とステラについてきてくれたら嬉しいです」(鈴森はるな) 

「かすみ草とステラのことを見ようと思って足を運んでくださる方が目の前にこんなにたくさんいることが、当に幸せです。みんなの思いが詰まっているこのステージから、また未来のお話をすることが出来て、本当にここにいられることが幸せです」(比賀ハル)

「『咲き誇れ!わたし、』を歌っていたときにすごく感じたのが、みんなが一緒に踊ってくれて、みんな楽しそうにしてくれていること。私たちも、みんなと同じ楽しい時間を共有できていることを本当に嬉しく思います。もっともっといろんな影響を与えていけるようにたくさん頑張るので、これからもついてきてください」(小柴美羽)

「みんなでやりたいと言ってた夢がどんどん実現していくのもみんなのおかげだし、ZEPPでワンマンをやるからにはしっかり埋めたい。ここにいるみんな一人も逃さず、さらに多くの人を巻き込んで、どんどん大きくなっていきたいので、これからもついてきてください」(有岡ちひろ)

「活動している中で、やっぱりなれなくて「あー」と思うときがあるんだけど。それですごく迷ったときに、逃げ出そうとしたときに、真っ先に浮かぶのがみんなのことです。ホントに、みんな一人一人に会えることが本当に嬉しくて。やっぱし、この場所がすっごい大好きだなって今日も改めて思いました。この規模が二乗三乗っておっきくなっていっても、みんな一人一人への大好きな感情は変わらないので、これからもついてきてください」(渡辺萌菜)

軽やかに舞いように歌い踊る姿も、風に揺れるかすみ草のようで美しい。最後に、この日の思いをすべてこの曲へ込めるように、かすみ草とステラは『かすみ草の手紙』を温かい歌声で歌唱。みんなと誓いあった、共に夢を追いける仲間として進み続ける意思を、6人は次の舞台へ繋げていった。

さぁ、次は4月24日と25日のZepp Shinjukuでのワンマン公演だ!!!!!!

PHOTO:真島洸 
TEXT:長澤智典

〜セットリスト〜

『はじめて君とみた空は青かった』

『大青春はじめます!』

『夏色微炭酸』

『春風』

『チョコとミント』

『改札口までの青春』

『カタルシスダンス』

『アリス』

『ペルソナ』

『青より青く』

『ボトルメール』

『クローバーに纏わるいくつかの出来事£

『Dear Jasmine』

『正夢の少女』


-ENCORE-

『君と週末の秘密基地』

『咲き誇れ!わたし、』

『かすみ草の手紙』

〜かすみ草とステラ〜
4月24・25日ZEPP SHINJUKUワンマン 2days

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