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【CYNHN】アガパンサスに込めたBIG LOVEと、“今”これからのCYNHN [限定公開フォト有]

DEARSTAGE
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アガパンサスに込めたBIG LOVEと、“今”これからのCYNHN

  

2023年6月25日・WWW Xにて、CYNHNの結成6周年ライブ「CYNHN 6th Anniversary LIVE *アガパンサス*」が開催された。

CYNHNにとって初の本格的なコール解禁となったワンマンでもあり、また6周年を迎え、たくさんの感謝をファンへ伝えた同ライブをレポートする。

 

 

記念すべき結成日をお祝いするべく会場には文字通り老若男女、幅広い層のファンが駆けつけた。


中には同じレーベルのa flood of circleやukkaなど他アーティストのTシャツで来場するファンも見受けられ、6年間でリリースされた幅広い楽曲性が多様なファンの心を掴んできたことがわかる。会場いっぱいのオーディエンスに見守られながら、様々な音色が詰め込まれたSEにのせてメンバーが登場しライブはスタートした。

 

<綾瀬志希>

「誰かの何かになりたい」という綾瀬志希のアカペラから、2018年のリリース以来アンセムの一曲でもある「はりぼて」でライブはスタート。待ってましたと言わんばかりに曲に合わせた大きなコールが巻き起こる。

続く「水生」は、人気曲でありながらリリースは2020年3月・コロナ禍”第一波”と言われる時期でコールは長らく聞けなかったのだが、この日は「もっと!もっと!」と大きなコールで会場が盛り上がった。
 

<青柳透>

 続く「イナフイナス」「アンサンぶる」はコールはないが、曲に合わせ身体を揺らしたりジャンプしたり、発声が伴わずともフロアは熱く沸いた。コールに頼らずフロアを熱狂させることができるのもCYNHNの強みといえるだろう。

 

<月雲ねる>

 パフォーマンスとはギャップのあるユーモラスなMCを挟み、「氷菓」「解けない界面論」「インディゴに沈む」と前のブロックとは一転し、じっくり聴かせる曲を連続して披露。

じっくり歌を聴きくことだけでも聴衆を満足させられる、CYNHNの強さを遺憾なく発揮した。

<広瀬みのり>

より繊細なボーカルが求められる「Pray for Blue」「水の中の」は、しっかりと“今”の現4人のボーカルワークで壮大な世界観を届け切った。続く「くもりぎみ」では、力強いシンガロングを会場いっぱいに溢れさせ、ライブ前半は締め括られた。
 

<青柳透>

舞台装飾が転換され、再びSEが流れるとライブの第二幕が開幕。新曲の「リサイズ」が初披露された。

トレンドを感じるクールなトラックサウンドと矢継ぎ早なバースが続く同曲はCYNHNにとって新境地といえ、6周年を迎えて“今”なお更新を続けるCYNHNを感じさせる。
新曲を手掛けたのは、自らCYNHNのファンであることも公言する、シンガーソングライターの水槽。

<月雲ねる>

巧みな言葉選びと共に、CYNHNの葛藤や決意が代弁される同曲は、CYNHNへ深い解像度をもつまさに水槽にしか描けない楽曲といえるだろう。同時に披露された月雲ねるが監修した新衣装も、青色の面積を減らすことで青がより強調されるデザインで、これも“今”なお新しく変化していくCYNHNを感じさせた。

<広瀬みのり>

ライブ終盤は「タキサイキア」「ごく平凡な青は、」「キリグニア」「ソルベ」と駆け抜ける様にさまざまな世界観で一気にフロアを魅了していく。

CYNHNの歴史の中で唯一の途中加入であり、加入して約1年を迎える広瀬みのりが「CYNHNの一員になって私も1年を迎えました。これからもこの大切な場所で、大切な皆様と一緒に青い歴史を刻めます様に。想いを込めて歌います」と笑顔で感謝と決意を述べ、「ラルゴ」が披露され「まだまだBIG LOVE受け取ってください!」と曲中にも感謝を伝えながら、本編を終了した。


 
アンコールの「楽の上塗り」の間奏では客席に向かってメンバーからラブレターの紙飛行機が投げ込まれる演出も。「CYNHNのことを好きでいてくれる皆さんが大好きです!」と月雲は曲中で感謝を伝えた。


<綾瀬志希>

MCで、綾瀬は6周年を迎えこれまでのファンレターを一気に読み返したと語り「あなたが好きでいてくれる気持ちが、ここにいる誰かを大切に想う気持ちが、何度も私たちをステージに立たせてくれました。それがどれほど私達を守ってくれただろう。今日あなたがここにいてくれて、みんながいてくれて、スタッフさん、メンバーがいてくれたことを本当に感謝しています。みんなが作り続けてきてくれた大きなラブレターのように、みんなの心に寄り添える音楽をこれからも歌っていきたいと思います。どうかこれからもCYNHNをよろしくお願いします。」と感謝の手紙=ラブレターを読み上げた。
 

<月雲ねる>

 

そのまま、青春ソング「So Young」を歌唱し、再びの会場一杯のシンガロングと突き上げられた拳とともに、多幸感を会場に溢れさせ周年ライブを幕を閉じた。メンバーは最後まで後方や配信のファンにも向けて「ありがとう」を何度も繰り返しながら会場を捌けていった。

 

<広瀬みのり>

 ライブタイトルの「アガパンサス」は6月の誕生花ともいわれるヒガンバナ科の多年草で、花言葉は「誠実な愛」「ラブレター」など。ちょうど今の時期に、逞しく伸びる茎と共に淡く青い花を咲かせていて、名前に馴染みはないが、実は生活のなかで見かけることもできる花だ。街で「アガパンサス」を見かけた際に、CYNHNを想起することがあれば、それはこの日CYNHNがライブで届けた、花言葉のような“BIG LOVE”が届いたということだろう。
 

またCYNHNは、ユニット名の意味でもある”青色”や、アイドルファン以外からも評価される高い楽曲性、そしてそれらにコロナ禍も相まって、“クール”な印象が先行しがちだ。だがこの日のライブはそのイメージを保持しながら、補強する形でフィジカルな熱さも示したライブであった。それはアイドルライブにある単純なコールのみならず、シンガロングやクラップ、ファンの一挙手一投足にも表出されていた。

コロナ前・コロナ禍に生まれた新旧の楽曲をファンとともに新たに再表現し、さらに新曲を加え、“今”なお新たなCYNHNの表現が試みられたライブでもあった。高次な答えを求め飽くなき変化を続ける営みは、ライブで発表された次作EPのタイトル「アウフヘーベン」へと繋がる。
 

―――
 

CYNHN 6th Anniversary LIVE *アガパンサス*

日:2023年6月25日(日)

会場:WWW X

時間:開場16:00 / 開演17:00

 

―――
 

<セットリスト>
 

01. はりぼて

02. 水生

03. イナフイナス

04. アンサンぶる

05. 氷菓

06. 解けない界面論

07. インディゴに沈む

08. Pray for Blue

09. 水の中の

10. くもりぎみ

11. リサイズ

12. タキサイキア

13. ごく平凡な青は、

14. キリグニア

15. ソルベ

16. ラルゴ

[アンコール]

17. 楽の上塗り

18. So Young


■配信情報

「リサイズ」

2023年6月28日(水)0:00配信スタート

https://cynhn.lnk.to/resize

■リリース情報

2023年9月20日(水)

「アウフヘーベン」

 

・初回限定盤(CD+DVD) TECI-944 価格:¥3,000(税込)

M1:「リサイズ」 (作詞作曲編曲:水槽)

M2:「タイトル未定」 (作詞作曲編曲:未定)

M3:「タイトル未定」 (作詞:未定 ,作曲:未定 ,編曲:未定)

M4:「タイトル未定」(作詞:未定 , 作曲編曲:未定)

DVD内容:未定

 

・通常盤(CD) TECI-945  価格:¥2,000(税込)

M1:「リサイズ」 (作詞作曲編曲:水槽)

M2:「タイトル未定」 (作詞作曲編曲:未定)

M3:「タイトル未定」 (作詞:未定 ,作曲:未定 ,編曲:未定)

M4:「タイトル未定」(作詞:未定 , 作曲編曲:未定)

 

■ライブ情報

CYNHN Blue Session Summer Season(スウィーニーブルーセッションサマーシーズン)

①日程:2023年7月9日(日)

OPEN 12:00 / START 12:30

会場:東京・渋谷Spotify O-nest w/mzsrz

 

②日程:2023年7月19日(水)

OPEN 18:30 / START 19:00

会場:東京・渋谷GARRET udagawa w/ミームトーキョー

 

③日程:2023年7月26日(水)

OPEN:18:30 / START:19:00

会場:東京shibuya CYCLONE w/二丁目の魁カミングアウト

 

④日程:2023年8月12日(土)

OPEN:18:30 / START:19:00

会場:東京・渋谷Spotify O-nest w/situasion

 

⑤日程:2023年8月13日(日)

OPEN:18:30 / START:19:00

会場:東京・渋谷Spotify O-nest w/tipToe.

 

チケット料金(全公演):3,972円(税込)

 

▽公演詳細ページ

https://cynhn.com/contents/639817

CYNHN プロフィール

「CYNHN(スウィーニー)」とは「青色」の意味。

DEARSTAGEとJOYSOUNDの共同オーディションで選ばれた綾瀬志希・月雲ねる・百瀬怜・青柳透のメンバーに、2022春ディアステージ・パーフェクトミュージック合同VOCALIST AUDITIONにて選ばれた広瀬みのりで構成される。所属レーベルは”I BLUE”。
 

”青”の世界観をイメージした楽曲制作、”蒼”にこだわったビジュアルや演出、楽曲の多くを手掛ける渡辺翔氏による”碧”く等身大の歌詞に彩られ、”青い未完のヴォーカルユニット”として歌を届けている。

 

また、振付・衣装制作・グッズデザインにもメンバーが携わり、一人一人のクリエイティブが光るユニットでもある。

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